KKE Vision for AEC ~建設業界のレジリエンスを考える~ | 構造計画研究所

本イベントは終了いたしました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。

PICK UP!

OVERVIEW

人手不足、資材価格の高騰、ニーズの多様化、脱炭素社会への対応、
インフラの老朽化、そして自然災害の激甚化――。
日本の建設業界は今、さまざまな課題に直面しています。

今回の「KKE Vision」が掲げるテーマは、「建設業界のレジリエンス」です。
我々は「レジリエンス」を「困難をしなやかに乗り越える力」と捉えております。
その現在地と未来に向けた取り組みを、
さまざまな分野の研究者や実践者の方々とともに共有する機会をご用意しました。
この共有を通じて、これからの建設業界における「レジリエンス」のあり方を、
皆様とともに見出していく場とできれば幸いです。

製造業を⽀える構造計画研究所の技術コンサルティング

本イベントは終了いたしました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。

PROGRAM

10:00〜10:30
開場・受付
10:30〜10:40
ご挨拶:構造計画研究所
10:40〜12:00
基調講演
プロフィール詳細

建築情報学によるデザインとエンジニアリングの融合

池田 靖史 ⽒

東京⼤学 工学系研究科 建築学専攻 特任教授
建築情報学会 会長

情報処理と通信の級数的な浸透は、建築や都市の設計作業、生産技術、運営管理、利用形式の全てに影響をもたらしています。建築や都市の仕組みを社会的な情報システムとして理解する建築情報学の立場から見直すことによって、表面的な情報技術の利用だけではなく、より総合的に環境の創造・構築・体験・共有を変革する機会を考えることができます。建築情報学の視点で、人間的なデザインの創造的価値と科学的なエンジニアリングの方法の融合を目指す具体的な試みを紹介します。

12:00〜13:00

ご希望の場合、軽⾷をご提供します。お申し込み時にご確認ください。

13:00〜13:40
企業講演

建築設計の変革と3Dチームの役割—隈研吾建築都市設計事務所の取り組み

松長 知宏 ⽒

株式会社隈研吾建築都市設計事務所

設計室長

概要はこちら

施工手順を考慮した超高層建物の架構応力・変位等の再考

佐藤 起司 ⽒

清水建設株式会社

生産技術本部 生産計画部 主席エンジニア

概要はこちら

Daigasグループでの脱炭素社会実現と設備強靭化への取組み

室 嘉浩 ⽒

大阪ガス株式会社

エンジニアリング部 部長

概要はこちら
13:50〜14:30
企業講演

上水道施設の老朽化と地震被害 〜その特徴と対策〜

宮本 勝利 ⽒

株式会社日水コン

執行役員 コンサルティング本部 水道事業部長

概要はこちら

IT業界とともに考える、社会の変化に適応可能な建設業の姿

山崎 裕昭 ⽒

株式会社竹中工務店

生産本部 アドバンストコンストラクショングループ グループ長

概要はこちら

ICTで変わる高速道路建築施設の維持管理

簗瀬 健太 ⽒

中日本高速道路株式会社

建設事業部 施設建設課 課長代理

概要はこちら
15:00〜15:40
企業講演

ヒトとAI設計部長が描く未来設計図

溝渕 知己 ⽒

大成建設株式会社

設計本部 設計DXソリューション部
部長

岡山 真之介 ⽒

大成建設株式会社

設計本部 設計DXソリューション部
シニアエンジニア

概要はこちら

スマートビルは社会をどのように変えるのか?

粕谷 貴司 ⽒

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)専門委員

株式会社竹中工務店

情報エンジニアリング本部
情報エンジニアリング1グループ 専任副部長

概要はこちら

鉄道インフラにおける土木・建築のDX手法

吉田 圭一 ⽒

東日本旅客鉄道株式会社

鉄道事業本部 設備部門建築ユニット 副長

井口 重信 ⽒

CalTa株式会社

事業部 COO

概要はこちら
15:50〜16:30
企業講演

「逃げ込める街」を目指して
~麻布台ヒルズの災害・安全対策~

遠山 解 ⽒

森ビル株式会社

設計部 構造設計部 課長

概要はこちら

長谷工版BIMからデジタルテクノロジーラボまで 広がる建築情報の進化

中野 達也 ⽒

株式会社長谷工コーポレーション

エンジニアリング事業部 DX推進室 室長
技術推進部門 デジタルテクノロジーラボ(兼務)

概要はこちら

YKK APが描く建材物流における社会課題解決へのアプローチ

岩﨑 稔 ⽒

YKK AP株式会社

常務執行役員 CLO(最高ロジスティクス責任者) (兼) ロジスティクス部長

早坂 康洋 ⽒

YKK AP株式会社

ロジスティクス部 物流DX推進課 スマート業務開発室 室長

概要はこちら
16:40〜17:40
特別講演
プロフィール詳細

南海トラフ地震対策と防災庁~本気の事前防災を目指して~

福和 伸夫 ⽒

名古屋大学 名誉教授
元日本地震工学会会長
あいち・なごや強靭化共創センター長
防災庁設置準備アドバイザー会議主査

3月末に公開された新たな南海トラフ地震対策の検討結果では、この地震が日本の将来に大きな影響を与えることが危惧されています。本講演では、この検討内容の紹介に加え、南海トラフ地震を始めとする過去の被害地震を振り返りながらその教訓を温故知新の立場で学び取るとともに、大きな自然災害が各時代に与えた影響と現代社会の抱える災害脆弱性について俯瞰します。さらに、それらを踏まえて、現在検討されている防災庁の重要性や課題について考えたいと思います。

本イベントは終了いたしました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。

※昼⾷をご希望の場合は講演申込フォームより講演と同様にお申込みください。
※本イベントのオンライン配信はございません。会場での実施のみとなります。
※講演者、講演内容は変更または中⽌になる場合があります。予めご了承ください。

EXHIBITION

10:00〜17:40

構造計画研究所の建設業界向けの取組みを展示予定です。
体験やデモンストレーションを通じて、最新のデジタル技術活用事例をご覧いただけます。
本展示では、基調講演者の池田靖史氏(東京⼤学 工学系研究科 建築学専攻 特任教授/建築情報学会 会長)による
「建築におけるデジタル情報技術」の4つのテーマに沿って、
構造計画研究所が社会の安全とレジリエンス向上にどのように貢献しているかをご紹介します。

建築におけるデジタル情報技術
デジタル・コミュニケーション

建築情報のネットワーク共有と伝達
作業フローや分担、管理情報の利用
情報のライブラリー化やモデル化 BIM

デジタル・シミュレーション

高度な複雑性の視覚化と評価
解決策の自動生成と最適化
人間の理解の拡張とナビゲーション
コンピューテーショナル・デザイン

デジタル・コンストラクション

データ制御機械による自動加工組立
自動制御による新素材の利用
ロボットと人間の協働
デジタル・ファブリケーション

デジタル・インタラクション

現実世界の動的データモニタリング
人工知能による分析と感知
リアルタイムな適応による人間の参加
サイバー・フィジカル・システム

【T1-1】現場を3D化!
DX/ デジタルツインの
プラットフォームへ

維持管理、改修、施工といった多様な工程の効率化を支援する高精度3DレーザースキャナNavVisで、現場の3D化を高速かつ高品質に実現します。展示では、実機体験やデータ活用のデモに加え、国内外の導入事例をご紹介します。

【T1-2】人にもAIにも伝わる
設備デジタルツイン

建物の電気・空調等の複雑な設備系統を安定的かつ省エネルギーで動かすために、設備構成と動きの見える化と情報化を担う「設備系統のデジタルツイン基盤」を構築できる仕組みをご紹介します。

【T1-3】建設ナレッジを
活用するための方法

社内に蓄積されたデータを、ナレッジとして活用できるようにする仕組みをご紹介します。単なる過去の物件検索にとどまらず、関連事例や工夫のレコメンド機能など、検討初期での支援やベテランのノウハウ継承を後押しします。

【T1-4】総合エンジニアリング
による建設DXの実現

深刻化・複雑化する建設業界の社会課題に対し、私たちはBIMを中核としたさまざまなエンジニアリング(工学知)× ICTによる建設DXを実現してきました。本展示では、多様な分野における取組み実例をご紹介します。

【T2-1】
KKE Structural Design
×
EXPO2025

構造計画研究所 構造設計部が担当した大阪・関西万博2025のパビリオンの設計アプローチをご紹介。模型の他、1970年に開催された日本万国博覧会の取り組みも映像でご覧いただけます。

【T2-2】
持続可能な建築を目指して

脱炭素社会の実現に向けて、「木造建築」と「環境配慮型建築」の二つの軸で取り組みを進めています。この2つのテーマの「これまで」と「これから」について、ご紹介します。

【T2-3】 高度化する風車の
基礎設計と認証対応を支援

私たちは、風力発電の設計分野で15年以上の実績を持つリーディングカンパニーとして支援を行ってきました。設計・認証対応のみならず、新しい支持物構造の成立性検討、疲労評価や早期の設計リスクヘッジまで幅広いコンサルティング内容をご紹介します。

【T2-4】シミュレーションの
力で万物の流れを捉える

最新の解析事例として、SimScaleによるクラウド環境を利用した屋内空調や都市の風環境のシミュレーションや粒子法による地震時のスロッシングの影響度評価、洋上風車の波浪安定性検討をご紹介します。

【T2-5】インフラ構造物の
災害/老朽化対策を支援

自然災害の激甚化や施設の老朽化に伴い、インフラ施設の防災や維持保全の課題が深刻化しています。最新のIT技術を駆使した解析・診断コンサルティングで、持続可能な構造物の設計・維持保全業務を支援します。

【T1-4】配筋の納まり検討の
ノウハウを全ての人に

建設業務において、配筋の納まり検討や躯体調整は構造設計者や生産設計者にとって大きな負担です。本展示では、Webブラウザ上で「誰でも」「気軽に」操作できる3D配筋検討システムをご紹介します。

【T3-1】設計の「盲点」を
察知する予測解析技術

「超高層建物における施工段階解析」や「精密工場の環境振動解析」など、施工時や運用時まで考慮した手戻りを減らす解析手法について、具体的な事例とともに解説いたします。

【T3-2】手軽な構造検討を支援する
構造解析デジタルノート

デジタルノート上での絵を描くような構造解析を実現し、計画段階の当たり付けや、現場変更対応時の構造検討など、エンジニアの意思決定を力強くサポートします。構造設計者をはじめ、現場技術者、教育機関など幅広い場面で活用されています。

【T3-3】建設サプライチェーン
の最適化を目指す

連絡の行き違いによる発注ミスや遅れ、多様な関係者のスケジュール調整など、建設業界特有の要素が引き起こす「ムリ・ムダ・ムラ」にお悩みはありませんか?物流も含めた建設サプライチェーン全体の最適化を支援します。

【T3-4】「切れない無線通信環境」
を実現するデジタルツイン

現場の無線化が進む中で「切れない無線通信環境」を構築・維持することは、施工の効率化はもちろん、施工後の運用・保守においても重要になります。本展示では、安定した切れない無線通信を実現するデジタルツイン技術をご紹介します。

【T4-1】
新たなカギの価値を提供

入室管理をクラウドで行えるスマートロックRemoteLOCKをご紹介します。宿泊施設や自治体、貸館、無人店舗など、さまざまな施設で多数の導入実績がございます。当日はぜひ実機でスマートな解錠をご体験ください。

【T4-2】AI画像解析による行動計測

カメラセンシング技術を活用した「人の行動」や「車両の流れ」を把握するソリューションで、人や環境にやさしい空間の実現を支援しています。3DセンサーやAI画像解析の実機によるデモをぜひご体感ください。

【T4-3】建築の高付加価値化と人流

近年、企業の社会的責任や建設コストの上昇等を背景に「建築の高付加価値化」が重要視されています。本展示では、人流の評価技術を活用し建築や都市の計画検討に新たな観点を提供した事例をご紹介します。

【T4-4】リアルタイムに
適切な災害対応を実現

激甚化する自然災害に対し、被害の拡大を防ぎ、迅速かつ的確な初動対応と意思決定を支える先進技術をご紹介します。リアルタイムでの洪水予測、地域全体・個別建物の地震被害状況の即時推定といった最新の取組みをご覧ください。

本イベントは終了いたしました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。

※昼⾷をご希望の場合は講演申込フォームより講演と同様にお申込みください。
※本イベントのオンライン配信はございません。会場での実施のみとなります。
※講演者、講演内容は変更または中⽌になる場合があります。予めご了承ください。

OUTLINE

名称

KKE Vision for AEC ~建設業界のレジリエンスを考える~

開催日時

7⽉23⽇(⽔) 10:00~17:40

開催場所

コングレスクエア⽇本橋

〒103-0027 東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル2階3階
東京メトロ「日本橋駅」直結、東京駅日本橋口から徒歩5分

参加費

無料

主催

株式会社構造計画研究所

お問い合わせ

kkeconference2025@kke.co.jp