社会課題の構造を多元的な視点で解きほぐす

数理物理学・計算社会科学から考える共創シンポジウム

日時 2024/7/12【金】13:30ー(受付開始:13:00)

会場 


 

国際文化会館 

岩崎小彌太記念ホール(講演会場)
樺山・松本ルーム(展示/懇親会場)

     ※オンライン配信はございません

申込 無料(事前登録制)

開催概要

交通や物流など人・物の流れの滞りによる社会的損失、経済の格差や不安定性、経済政策に対する不安など、個人の生活だけでなく経済全体の活性化や安定にも影響を与える課題が顕在化しています。

このシンポジウムでは、これらの社会的事象の背景にある、個と全体の合理性のギャップや時間的経過とともに変化する価値観のバイアスまたは社会的・経済的に進む様々な格差や二極化へのリスク、これらが要因となり生じる様々な社会的事象を取り上げます。

多様な専門分野からの参加者が一堂に会し、ますます複雑化する課題解決に向けた議論を深めることで、新たなアプローチや解決策を模索することを目的としています。データ、数理モデルやシミュレーションが社会課題の解決にどのように役立つか、理論モデルの構築とシミュレーションを通じた現象の理解など、最新事例を交えて取り組みを紹介いたします。

次世代を担う気鋭の研究者や実業家が集うこの場を活用いただき、参加者がそれぞれの取り組みを共有し、互いに交流を深めることで、新たな知見や視点を得る機会となることを目指しています。

皆様の積極的な参加をお待ちしております。

プログラム


13:35~14:05

「知識集約型企業の原動力─工学知と情報技術を活用したより良き社会の実現─」

株式会社構造計画研究所ホールディングス 代表執行役

服部 正太 


14:05~14:55

「渋滞現象のシミュレーションと社会実践」

東京大学 工学系研究科航空宇宙工学専攻 先端科学技術研究センター 教授

西成 活裕 氏

私たちの社会活動には、必ず人やモノの移動が伴いますし、その停滞は大きな社会的損失につながります。例えば車の渋滞による経済損失は年間12兆円にもなりますし、物流が滞ると経済活動がストップしてしまいます。そして人も極度に混雑すると、雑踏事故の危険性も高まります。こうした社会における渋滞現象を分野横断的に数理科学を用いて解決方法を考える学問が「渋滞学」です。講演では渋滞学の基礎になる数理や、実際に行った社会実験、そしてイグ・ノーベル賞を受賞した内容などについて、さまざまな映像を交えて紹介いたします。


15:05~15:55

「計算社会科学の発展と可能性:国内外の展開と少子化対策への応用」

神戸大学 計算社会科学研究センター 教授 (センター長)

上東 貴志 氏

計算社会科学は、社会現象や人間の行動を理解し、分析し、予測するために計算技術とデータ分析手法を駆使する学際的な研究分野です。この分野では、伝統的な社会科学の理論と方法論に加え、大規模なデータセット(ビッグデータ)や高度な計算技術を用いて社会現象を研究します。計算社会科学は、技術の進歩とデータの増加に伴い、ますます社会的重要性を増している分野であり、社会科学の新しい可能性を開拓しています。本講演では、計算社会科学の発展の経緯、国内外の動向から、少子化対策への応用の可能性について紹介します。


15:55~16:25

「実務から見る社会シミュレーションの力:複雑な社会課題への取り組み」

株式会社構造計画研究所 マーケティング戦略室 担当部長

北上 靖大


17:15~18:05

パネルディスカッション


イベントレポート


第一回 社会課題の構造を多元的な視点で解きほぐす

イベントレポート(全20ページ) 


詳細

名称

  数理物理学・計算社会科学から考える共創シンポジウム「社会課題の構造を多元的な視点で解きほぐす」

開催日時

2024年7月12日(金)13:30~20:00(13:00 開場/受付)

参加費

無料(事前登録制)

主催

株式会社構造計画研究所ホールディングス

お問い合わせ

engine2024-social-sim@kke.co.jp

開催場所

国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール 樺山・松本ルーム

都営大江戸線 麻布十番駅  7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
東京メトロ南北線 麻布十番駅  4番出口より徒歩8分(上り急勾配あり)
東京メトロ日比谷線 六本木駅  3番出口より徒歩10分

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